彼を失って気付いた彼の大きさ。しかし彼とは結ばれない運命でした

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【かつての関係】
学生時代付き合っていた恋人です。
結婚しようとも話していました。

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【一番最初の出会い】
彼とのなれそめは、バンド仲間で一緒にライブをしたことがきっかけでした。
私がキーボードで彼はボーカルを担当しており、練習を重ねるうちに仲良くなりました。
知り合って半年くらいで彼に告白されて、付き合うようになりました。
神戸と大阪で家が少し離れていたので、デートは練習の後にするくらいです。
それでも計画を立ててスキー旅行に行ったこともあります。
お互いの親にも紹介し合って、お付き合いは順調で喧嘩することもありませんでした。

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【当時の二人の幸せな日々】
失恋するまではとても仲良かったです。
そんなに頻繁に会えたわけではありませんが、お互い性格がさっぱりしていたのでそれで十分でした。
バンドの練習という趣味が同じで、共感し合えることも多くて話題にも尽きません。
練習の後に三宮をデートするのが楽しかったです。
スキー旅行は長野に行きましたが、お互いそんなにもスキーが得意ではないものの助け合って楽しみました。
夜行バスで行ったので、バスの中での時間も良い思い出になりました。

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【失恋のきっかけ】
失恋の原因は、就職してからお互い仕事に必死になって、ますます会えなくなり気持ちが離れてしまったことです。
私は仕事が楽しくて、とは言え覚えないといけないこともたくさんあって、休日はぐったりでデートする余裕がなくなってしまいました。
もう少し家が近ければ会えたかもしれませんが、疲れているのにわざわざ遠くまで行って会う気になれなかったのです。
また二人の休みが合わなかったことも、関係しています。
だんだんと、彼への気持ちが薄れてきました。
彼もそれを察したようで、「お互いの暮らしを大事にしようか」と言われて別れました。
振られたときはそんなにもショックではなかったのですが、だんだんと彼の存在の大きさが分かってきて辛くなりました。

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【失恋後の心境】
別れてすぐは、特に喪失感もなく、ただただ仕事に没頭していました。
そんなに会えていなかったので、彼を失くした寂しさも感じにくかったのかもしれません。
けれども仕事で失敗したときに、昔なら彼が聞いてくれていたのに別れてしまうと聞いてくれる人がいないことに気付きます。
さらに彼の穏やかさや優しさを思い出すようになり、振られて2ヶ月後くらいに急に寂しさが増してきました。
さらにだんだんと仕事も慣れて来て余裕が出てきて、そうすると以前ほどは疲れません。
休日を持てあましてしまうようになり、今こそ彼がいてくれたらと思うようになりました。

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【復縁のためにしたこと】
彼が元気に頑張っていることは、バンド仲間からも噂で聞きました。
別れて1年くらいしてから、やっぱり彼にもう一度会ってやり直したいと思うようになったのです。
とは言え復縁とかはしたこともなく、うまくいくかどうかも分かりません。
もしかすると彼に新しい彼女ができているかもしれないし、どうしようか悩みました。
そこでまず、バンド仲間に協力してもらって彼の現状を調べてもらいました。
そうすると彼は特に彼女もいないことが分かったのです。
ただ、もしかするとその翌年に他府県へと転勤になるかもしれないという情報を得ました。
私は遠距離になっても良いので、転勤になる前にやり直したい気持ちを伝えようと決心しました。
その後もそのバンド仲間に何かと彼の情報は教えてもらうことができて助かりました。

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【復縁できた決め手】
バンド仲間から、彼は来年の春に四国に転勤することが決まったと聞きました。
そこで私は、思い切って彼に連絡をしたのです。
別れてから初めてのメールでした。
「久しぶりやね。
元気にしてますか？仕事はどう？〇〇さんから、四国に転勤すると聞きました。
遠くに行ってしまうんやね・・・。
その前に、一回会えたらと思ったけど、どうですか？」と。
わりと率直な内容を送りました。
そうすると意外にも、彼からは数時間後に返事がきました。
そして、会うことになったのです。
スムーズに再会することができて、彼ももしかすると会いたいと思ってくれてたのかなとポジティブに捉えることができました。
結局再会してごはんを食べて、いろいろと話した結果、「お互い仕事のことで余裕がなかったね、今ならもう少し思いやりを持って接することができると思う」と言ってくれました。
そういうわけで、よりを戻すことができたのです。

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【簡潔に言うと・・・】
復縁したが、今はもう別れた

【復縁後の生活】
復縁して1ヶ月後に、彼は四国へ転勤しました。
そしてしばらくは神戸と四国で遠距離恋愛をしていたのですが、やはり燃えるような恋は私たちには向いていないようでした。
さらに彼は関東に転勤になり、さすがに神戸と関東では尚更会えなくなりました。
「もう無理かも知れないね」という言葉を最後に、お別れしました。
結局うまくいかない運命でした。

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